cho-kai-san811のブログ

連れ合いを失った老人のたわごとです。心機一転何らかの生きがいを見つけて前向きに生きたいと思っています。

不安感と徘徊

きょう夕刻、家内を連れて大型ドラグストアとスーパーに買い物に行った。買い物の品目が少なかったし、短時間で済む量だったので、双方了解の上、家内を車の中に残して店内に入った。1軒目のドラグストアで買い物を済ませて出てくると、出口のところで、他の買い物客が倒れた家内を抱き起こしていた。家内は私との約束を守らず、歩行器なしで車外に出てきていた。私は助けてくれた女性にお礼を述べると同時になぜ車外にでたのか家内に問いただしたところ、私の買い物に忘れ物があるかどうか確かめたかった、という。2軒目のスーパーでは、すでに暗くなっていたが、買い物から出てくると、駐車場の車内に家内の姿はなかった。また売り場の方に行ったのかと不安になって見回すと、警備員に抱えられ店内に入ろうとする家内が見えた。私はあわてて警備員にお礼を言い車外に出た理由を家内に問いただすと、スーパーの入口にある銀行ATMで通帳記入していたという。いずれも歩行器なしで転倒しながら歩いて行ったわけで、徘徊の兆しではないかと不安になった。しかし背景を考えると、家内がひとり車内に残され、不安に駆られたための行動であると思う。今後、買い物の際は、多少労力を使うが必ず車椅子に載せて連れて行こうと思う。じつは、自宅の中でも突飛な行動をすることがたまに見られるようになった。それは私が何かの仕事に没頭しているときに、(テレビの視聴に没頭してたり、書き物に集中しているとき)自分に注目して欲しいために転倒して大きな音を出すとか、食器を床に落とすとか、である。幼児期に見られる行動だが、幼児期に回帰しつつあるのだろうか。これも一人ぼっちになるかもしれないという不安感の表れであると思う。