cho-kai-san811のブログ

連れ合いを失った老人のたわごとです。心機一転何らかの生きがいを見つけて前向きに生きたいと思っています。

東京湾口のサンゴ礁

昨日のテレビ朝日番組「タモリステーション」で日本の漁業が危機に瀕している状況(魚介類が採れなくなっている)を放映していた。番組に出席したコメンテーターによると、遠因は、黒潮の蛇行による海水の温暖化や二酸化炭素の増加による海水の酸性化だそうです。
にわかに信じ難い話ではある。
映像で見ると館山沖の東京湾でサンゴの群落が生まれているようです。海水温が上昇すれば、海中の景観が変ることは体験から知っている。番組内では様々な方面から日本漁業が抱える問題点を提示していましたが、地球温暖化だけが原因ではないように思います。
元レジャーダイバーとしては東京湾でサンゴが見れるようになるのはうれしい。サンゴは酸素を発生させるし魚類の棲み家にもなる。海中景観も美しくなるはずだ。
東京湾より南に位置する伊豆七島には以前からサンゴ礁があり沖縄と変わらない美しい海中景観がある。



散歩中に出会った八重桜

ツツジ

「幼児教育」

今朝のNHK番組で紹介されていましたが、福岡県春日市にことし3月で開店から35年を迎えた子どもの本の専門店「エルマー」という店があります。店主は前園敦子さんという方で、子育て中、絵本に救われた経験から、彼女は本が持つ力を信じてその魅力を伝える活動を行っているとのことです。


子供の頃、幼児の時代を含めて、親(又は親代わりの人)に絵本を読んでもらった経験は一生忘れないのではないでしょうか。私は終戦前祖父母に育てられた時代があり祖父は教育熱心で、ひらがなで書いた「愛国行進曲」の歌詞を壁に掲示し4乃至5歳の私に歌を歌わせながら文字を覚えさせました。また同時に九九も教えました。戦後は両親と一緒になり、これまた教育熱心な母は、よく絵本を読んでくれました。その情景は一生忘れません。小学校4年生の時、当時の「野ばら社」発行の「児童年鑑」を買ってくれました。子供向けの歴史や地理の百科事典みたいな本で毎日読みふけったのを覚えています。1951年版の古本がアマゾンで3000円くらいで売っていました。名著なのですね。



「愛国行進曲の歌詞」
1.
見よ東海の 空あけて
旭日(きょくじつ)高く 輝けば
天地の正気(せいき) 溌剌(はつらつ)と
希望は躍る 大八洲(おおやしま)


おお晴朗の 朝雲に
聳(そび)ゆる富士の 姿こそ
金甌無欠(きんおうむけつ) 揺るぎなき
わが日本の 誇りなれ


2.
起(た)て一系の 大君(おおきみ)を
光と永久(とわ)に 戴きて
臣民我等 皆共に
御稜威(みいつ)に副(そ)はむ 大使命
往け八紘(はっこう)を 宇(いえ)となし
四海(しかい)の人を 導きて
正しき平和 うち建てむ
理想は花と 咲き薫(かお)る


3.
いま幾度(いくたび)か 我が上に
試練の嵐 哮(たけ)るとも
断固と守れ その正義
進まん道は 一つのみ
ああ悠遠(ゆうえん)の 神代(かみよ)より
轟(とどろ)く歩調 うけつぎて
大行進の 往く彼方
皇国つねに 栄(さかえ)あれ




西暦1938年、皇紀2598年、昭和13年版の「児童年鑑」のブックカバー
写真はお借りしました。

家内の遺品の整理

家内が亡くなってから今まで遺品の整理に着手出来ていなかった。すでに死後10か月になるのでそろそろ片付けようと、今日は死後直ぐに施設から返還された段ボール箱を開けて見た。施設(特養)から返還された遺品は身の回り品ばかりだ。家内の髪の毛が付いていたり使用中の歯ブラシだったり、リップクリームや入れ歯もあった。いちいち点検すると愛惜の情が湧いてきて手が止まる。今は時期尚早と感じて遺品整理は中止した。長女と一緒に整理しようと思っている。特に多いのが衣類である。桐の箪笥にいっぱい入っている。クローゼットにも洋服があふれている。衣類も家内が着ていたころの姿が思い出されて捨てがたい。
私の寿命が来る前に時間をかけてなんとか処分しようと思う。



家内68歳、福島に墓参に行く、難病の多系統萎縮症の兆候がすでに現れていた。