圧力隔壁の修理ミス(日航123便)
1985年の日航123便の事故原因について陰謀論を含めいまだに注目され様々なコメントを発表する方がいる。国から正式な事故調査報告書が発表されているが全く読まないでコメントする人もいる。報告書は信用できない、などと言っているがその人の知識レベルが問題だ。
123便事故の7年前の同機のしりもち事故の結果、ボーイング社が圧力隔壁の修理を行ったが修理の方法が正しくなく強度が不足し、繰り返し荷重により圧力隔壁が破断し尾部に配置してあった操縦系統の油圧ポンプと配管が破損し操縦不能となって墜落した、のであるが、事故調査の結果を待つまでもなく、ボウイング社は当初から原因が修理ミスであることを認めていた。航空にまつわる文化?が違うので修理ミスを認めれば重大な故意過失がない限り責任が追及されない仕組みだ。再発防止対策は十分に行われる。日本とは異なるところだ。
修理ミスの原因を追究している報道があった。
無責任な推測をすれば、正しい修復作業は作業が面倒なので面倒な作業は手抜きした。細かい作業は現場任せだった。修復後、修理部分は塗装を吹き付けるので外観からは作業の内容までは分からない。予算の範囲で作業するよう指示されたので手抜きした。圧力隔壁全体を新品に交換すれば問題ないがそのように指示されてはいない。作業の内容を決めるのはメーカー側である。飛行機は作って売れば儲かるが、修理では儲からないようになっている。自動車とは違うところだ。飛行機はメーカーに修理に出して、戻ってきたらユーザー側も試験飛行する。試験飛行で不合格になる場合も多い。メーカーの作業を完全に信用しているわけではない。(個人的意見)