cho-kai-san811のブログ

連れ合いを失った老人のたわごとです。心機一転何らかの生きがいを見つけて前向きに生きたいと思っています。

医大4年生のコミュニケーション演習

きょうは医大の4年生に対するコミュニケーション演習で模擬患者を演じてきた。模擬患者は15名、学生は120名である。
私の役目は健康診断で空腹時血糖値が高いと指摘され再検査を求められた65歳の男性である。問診で糖尿病予備軍ではないかと疑われ、1ヶ月後に再検査することになった。これは医師の診断としては普通の手順であるが、まれにこの手順をハッキリ認識できていない人がいる。自分が医学生である認識が薄い人だ。漫然と学生生活を送っているのではないか。医大の指導教師も見回りに来て認識したと思う。医大は暗記する科目が多く、実技は軽視しがちである。現在は模擬患者を使った臨床教育を重視するようになっている。4年生で臨床実習前OSCE(客観的臨床能力試験)が公式に採用されている。不合格だと進級できない。

古い手帳の整理

25年くらい前から備忘録としての手帳を大切に保管している。日付にメモする程度なので内容は思い出せないことが多い。しかし友人(同期生)の死亡の記録だけは当時の状況をはっきり思い出せる。18歳で同じ学校に入り、全寮制なので生活を共にし、卒業後もほぼ同じ道を歩んだ親友がいる。彼は自衛隊定年の数年後、61歳で亡くなった。九州の長崎の出身で地元では神童と言われるくらい学業成績優秀だったらしい。幼くして両親を亡くし子供のいない叔母の家に引き取られて育った。経済的に裕福ではなかったので学費のかかる大学に行くことはできなかったのだろう。それで学費のかからない防大に入ってきて私と同級生になった。学業も優秀だったがスポーツも万能だった。授業中は寝ていることが多かった。試験の前になると私にノートを見せてくれと言ってきた。ノートを貸してやったのに試験の成績は彼が一番だった。
彼が亡くなってから23年が過ぎた。彼よりも私が23年以上長生きしてると言うことだ。この間の世界や日本の変化を彼は草葉の陰でどう見ているだろうか。

20240424病院ボランティア

今日の担当業務は午後だが、昼食を皆と一緒に採るため弁当持参で1200までに出勤した。
あいにく今日はボランティア体験学習の学生さんが来訪したので、ボランティア室は満員状態だった。学生さんの作業が終了するまでテーブルが空かない。したがって昼食は1300過ぎになった。急いで食事し今日の担当作業に取り掛かった。4ヶ所の病棟への図書の配布が終了したのは1430近くになった。相棒が帰宅のため1500過ぎのバスに乗るので後始末の作業を急いだ。
ボランティア室への寄贈図書が増える傾向にある。主に雑誌類だが、雑誌類は時が過ぎると読者が減り廃棄せざるを得なくなる。廃棄ゴミの処分は病院の担当部署がやってくれるが、搬入時期(曜日)も指定されるし、図書類は重いので担当部署まで運ぶのが大変だ。ボランティア室まで取りに来てくれる人はいない。仕方ないので娯楽週刊誌など軽い雑誌類は数冊づつ自宅に持ち帰り資源ゴミとして出すことにした。