国民の祝日「文化の日」の今日は、朝から北朝鮮の弾道ミサイルのニュースで始まった。先月4日にも北朝鮮の弾道ミサイルでJアラートが発令されている。米国と韓国の合同軍事演習に対抗するために打ち上げているのだろうがそれにしても打ち上げるミサイルの数が多い。日本列島上空を飛越えるコースの弾道ミサイルかどうかは、ミサイルの上昇段階で日本海に配備されたイージス艦のレーダー捕捉によって瞬時に判定されJアラートが発令される。
今日はJアラートが発令されたのに日本の上空を飛越えなかった理由は、飛越える以前にミサイルが爆発したか空中分解したかであろう。ミサイルの本体或は分離した破片は大気圏に突入した段階で空気との摩擦熱で燃え尽きるはずであるが、燃え尽きずに一部が地上に落下する可能性は否定できない。そして必ず海上に落下するとは限らない。今日イージス艦から対空ミサイルが発射されなった理由は落下物がレーダーに捕捉されなかったからであろう。
北朝鮮は弾道ミサイルに搭載できる小型の核弾頭を開発中であると報道されており、近々核実験も行われると推測されている。
ウクライナ戦争の行方によっては、ロシアが北朝鮮を核保有国として認め、国連安保理決議を反故にする可能性があると考える軍事評論家もいる。そうなると極東の軍事情勢が様変わりし、日本の防衛はより厳しいものになる。