cho-kai-san811のブログ

連れ合いを失った老人のたわごとです。心機一転何らかの生きがいを見つけて前向きに生きたいと思っています。

20221224古文書を読む会

昨日の古文書を読む会のテキストは、江戸末期、某旗本の勘定を一手に預かる有力名主の作成した勘定書であった。一年を通して某旗本家の金銭の出し入れを記述したもので、この有力名主は銀行(金貸し)の役割も兼ねている。したがって出金した金額とその利息が併記されている。会計年度の一年を通して帳尻が合っているのか赤字なのかはこの古文書を精査しないと分からないが、我々古文書を読む会は文章を読むことが主旨で会計の正確さまでは精査しない。不明な点は推定することでおしまい。実は、この時代の有力者の子孫が現存しているので細部を追求することは避ける傾向がある。



弘化元年(1844年)勘定帳 辰12月吉日