cho-kai-san811のブログ

連れ合いを失った老人のたわごとです。心機一転何らかの生きがいを見つけて前向きに生きたいと思っています。

20230515家内に面会

土日を挟んで長女と家内に面会に行った。病棟の受付で看護師さんから家内の病室はテレビもラジオもないので可哀そうだと言われた。長女は急いでテレビカードを買いに行った。家内は、先週金曜日に会ったときよりもすっきりした表情だった。点滴を受けた直後だったからか。面会時間15分間を2人で分けることになるので(1人づつしか面会できない)長女が先に病室に入った。長女が「お母さん来たよ」というと、(気のせいか)にこっとしたようだ。私は土日を除いて毎日来ているので、長女にできるだけ長い時間面会させたかった。長女が病室から出た後、私が替わって入室した。言葉をかけても家内は声が出せなかった。「明日は長男が見舞いに来るからね」と伝えた。家内の表情は明るかったが視線は窓際に向けられ、焦点がどこにあるのか分からなかった。辞去する際もこちらを向くことはなかった。病棟から辞去する際、看護師さんから食べ物は口からとれないこと、水分も口からとれないこと、を知らされた。このままの状態だとチューブを使って栄養を補給するか、胃ろう措置をするか、最終決断が迫られているように感じた。多系統萎縮症患者の最終局面に近付いている。
看護師さんから、電動のぬいぐるみの電池が切れてると言われた。最初持参した際、電池が切れているのはわかっていたが、モーターのスイッチをONにすると、結構大きい音を出して動き回るので、むしろ静止状態のままが良いと思っていた。ラジオを電池を持参することにした。考えたくないが、施設の方では看取りの準備ができているようだ。