cho-kai-san811のブログ

連れ合いを失った老人のたわごとです。心機一転何らかの生きがいを見つけて前向きに生きたいと思っています。

20231014古文書を読む会

今日の古文書は江戸末期のビジネス関連の私文書だ。美辞麗句が多く、個癖のある字で、極めて読みづらい。
商業活動での取引の品物(米など)は現代と変わらないのだが、商売のスピードが違うので面白い。

相掛申し候内江 亦々本町菱屋
新太郎殿一条に付き 尚々大御
心配相掛申分無御座候所 此儀とても
格別に当方江御取計被成下候
御蔭様ヲ以此節は大きに
治候段旁々以不浅難有仕合に
奉存候 此儀とても末々治り候所
御尊家様御難中に相成候儀は
決而不仕候間 何分にも宜敷
思召之程偏に偏に奉願上候
右之段旁々ヲ以早速可奉申上候所


「申訳ない」が「申分ない」に、「難渋する」が「難中する」に当て字で書かれています。
 「難有仕合に奉存候」は、ありがたき幸せに存じ奉り候