cho-kai-san811のブログ

連れ合いを失った老人のたわごとです。心機一転何らかの生きがいを見つけて前向きに生きたいと思っています。

20240210の古文書を読む会

今日のテキストは婚礼に伴うこまごまとした購入物品のリストだった。一体何なのか、何に使うのかが皆目わからないものがある。博多の名前がでれば帯だろうぐらいは分かるが。
昔の人は婚礼を一生の重要行事としてとらえていたのだろう。それに伴っていろいろな物品を購入するので経済も回るということだ。江戸末期、相模の田舎村の婚礼でも物品を購入するのは江戸とか横浜の有名店からだった。もちろん金持ちだけの特権だったろうが。仲介業者もいたことが分かる。経済活動を活発にさせるため、幕府もいろいろ考えたのだ。各藩にお金を使わせた参勤交代がいい例だ。相模川を使って材木を江戸まで運ぶのは川沿いの村々の住民だった。それも村々の運搬担当エリア(縄張り)が厳格に決まっていた。
古文書の文字そのものは個癖の極端に強いメモ書きなので判読が困難な文字が多い。古文書のベテランが大勢で取り組んでも判読に意見が分かれる文字が多い。