cho-kai-san811のブログ

連れ合いを失った老人のたわごとです。心機一転何らかの生きがいを見つけて前向きに生きたいと思っています。

「幼児教育」

今朝のNHK番組で紹介されていましたが、福岡県春日市にことし3月で開店から35年を迎えた子どもの本の専門店「エルマー」という店があります。店主は前園敦子さんという方で、子育て中、絵本に救われた経験から、彼女は本が持つ力を信じてその魅力を伝える活動を行っているとのことです。


子供の頃、幼児の時代を含めて、親(又は親代わりの人)に絵本を読んでもらった経験は一生忘れないのではないでしょうか。私は終戦前祖父母に育てられた時代があり祖父は教育熱心で、ひらがなで書いた「愛国行進曲」の歌詞を壁に掲示し4乃至5歳の私に歌を歌わせながら文字を覚えさせました。また同時に九九も教えました。戦後は両親と一緒になり、これまた教育熱心な母は、よく絵本を読んでくれました。その情景は一生忘れません。小学校4年生の時、当時の「野ばら社」発行の「児童年鑑」を買ってくれました。子供向けの歴史や地理の百科事典みたいな本で毎日読みふけったのを覚えています。1951年版の古本がアマゾンで3000円くらいで売っていました。名著なのですね。



「愛国行進曲の歌詞」
1.
見よ東海の 空あけて
旭日(きょくじつ)高く 輝けば
天地の正気(せいき) 溌剌(はつらつ)と
希望は躍る 大八洲(おおやしま)


おお晴朗の 朝雲に
聳(そび)ゆる富士の 姿こそ
金甌無欠(きんおうむけつ) 揺るぎなき
わが日本の 誇りなれ


2.
起(た)て一系の 大君(おおきみ)を
光と永久(とわ)に 戴きて
臣民我等 皆共に
御稜威(みいつ)に副(そ)はむ 大使命
往け八紘(はっこう)を 宇(いえ)となし
四海(しかい)の人を 導きて
正しき平和 うち建てむ
理想は花と 咲き薫(かお)る


3.
いま幾度(いくたび)か 我が上に
試練の嵐 哮(たけ)るとも
断固と守れ その正義
進まん道は 一つのみ
ああ悠遠(ゆうえん)の 神代(かみよ)より
轟(とどろ)く歩調 うけつぎて
大行進の 往く彼方
皇国つねに 栄(さかえ)あれ




西暦1938年、皇紀2598年、昭和13年版の「児童年鑑」のブックカバー
写真はお借りしました。