最近デイサービスへの出発時、家内はあまりバタバタしなくなった。デイサービスに慣れてきたのと、私があまり世話を焼かなくなったので、家内自身が出発時間に遅れないように自分で段取りをするようになったからである。以前のように、あれもこれも持参することはしなくなった。ただし自力で着替えるのは無理なので、着替えの手助けはする。
今朝は、家内は3時半頃トイレに行き、その後6時過ぎまで寝ていた。私は3時半頃起こされ、その後眠れそうもなかったので、マッサージチェアで1時間ほど過ごし、また寝た。7時半頃、気が付くと家内は外出着に着替えようとしていた。着替えを手伝ったあと、長男が作ってくれた朝食を食べた。その間、通販で購入した化粧品の数が足りない、とか量が減ってる、とか、不在間に家内の化粧品を私が誰かに呉れたのではないか、と疑念をぶつけてきた。いつものことなので、私は聞き流したが、時には家内に話を合わせることもある。たくさんあるのだから、欲しい人に呉れてもいいのでは、とか、これは彼女が欲しがっていた、とか、今度返して貰うから、とか。しかし火に油をそそぐような話し方はしない。お互いに逃げ場を作って話している。二人にしか分からない言葉のゲームである。