(続)トランスエア810便の着水事故時の飛行航跡と管制機関との交信
ユーチューブ「機場空論」に、先日ホノルル沖に夜間緊急着水したトランスエア810便(貨物機)の飛行航跡と管制機関との交信状況がアップされたので紹介します。810便はダニエルイノウエ空港を離陸直後にエンジントラブルとなり、飛行場に引き返す途中に海岸から近い位置に緊急着水しました。パイロットは最後の交信時にコーストガード(沿岸警備隊)の出動も要請しています。パイロットは2名、管制官は女性でした。彼らのプロ意識には感服しました。
着水した場所は真珠湾の入り口にも近いです。管制官は、ダニエルイノウエ空港よりもカラエロア空港の方が近いと判断し同空港への誘導も試みていますが、パイロットから高度が維持できないとの交信があり、その後すぐに着水したようです。
パイロットの命に別状がなかったのが不幸中の幸いでした。