cho-kai-san811のブログ

連れ合いを失った老人のたわごとです。心機一転何らかの生きがいを見つけて前向きに生きたいと思っています。

K医科大学の医療面接実習支援

今日はK医科大学で初めて学生の医療面接実習の支援を行った。要するに模擬患者となって医師役の実習生の相手をするのである。制限時間はひとり10分間、シナリオが予め決められている。模擬患者の実習生の質問に対する返答は範囲が事前に細かく決められている(実習生には当然内容は知らされていない)。実習生は、治療に資するため模擬患者から症状を含む様々な情報を聞き出そうとする。教育担当者は実習生の質問が適切か、必要な情報が入手できたか等を評価する。当然実習生も自己評価をする。実習生も初めてなので、うまくゆかないのは当然で、この失敗を教訓として将来の医療業務の糧にしてほしいと願うものである。挙措動作、容儀も評価の対象となる。

米国では模擬患者となる女性には実際に聴診器をあてて模擬診察行為をするという。

今回コロナ下なのでリモート方式で行われた。模擬患者と医師役の実習生は別々の部屋で小さな画面上で相互に対面して対話を行う。模擬患者と実習生以外の人は、各自のモニター画面で模擬患者と実習生のやり取りを見学する。この実習方式は医科大学だけでなく看護大学などでも行われているようだ。患者役になる人は、シナリオを事前に研究していないと実習生の想定外の質問に引きずられ、とんでもない結果になる恐れがある。実習生の個性が強く現れる場面が多かった。


今日は家内との定期電話交信の日だったが私は飛び入りのスケジュールのため電話に出られず、長女のみが電話に出た。




Benny Goodman Quartet - Moonglow