F-35ステルス戦闘機は航空自衛隊も現在導入しつつある単座戦闘機です。ステルスとは、敵のレーダーに映らないよう、機体の形状が電波を反射しないように造られている機体です。しかし全く電波を反射しないかというと、そうではなくレーダー波を反射する面積が極めて小さいということです。
ニュースによると、17日、米国でF-35ステルス戦闘機が何らかのトラブルで墜落し、パイロットは脱出に成功したが地上に墜落した機体が見つからず、同機の捜索に市民の協力を呼び掛けたとのこと。
事故機F-35が見つからない理由は同機がステルス機だったことから航空管制レーダーに捕捉されず位置が特定できなかったからと暗に示唆しています。
しかしこのニュースをそのまま信用するわけにはいきません。すぐに見つかったと言われれば、F-35のステルス性能に疑問が湧くからです。
飛行中のF-35の機体からパイロットが座席ごと脱出すると操縦席を覆うキャノピーが外れ、機体の形状が変り、レーダーで発見されやすくなるはずです。パイロットは脱出すると座席からチャフ(発見されやすいように錫箔が撒かれる)が散布されるはずです。これは管制レーダーにハッキリ映るはずです。また脱出した高度にもよりますが、パイロットが着地した地点から極端に遠い場所に機体が落下することも考えられません。
このあたり、実際はレーダーで見えていたのに、関係部局が見えなかったふりをした可能性も捨てきれません。ウソをつくな!!
報道内容:
[ワシントン18日 ロイター] - 米軍は18日、サウスカロライナ州チャールストンの空軍基地付近で17日に行方不明となった最新鋭ステルス戦闘機F-35ライトニングⅡの残骸を発見したと発表した。
軍は同機の捜索で市民に協力を呼びかけていた。
パイロットは飛行中に緊急脱出し無事だった。
チャールストン統合基地は「基地から北東に2時間の地点で残骸が発見された」とソーシャルメディアに投稿。協力した地元当局に謝意を示した。
製造元の米防衛大手ロッキード・マーチンによると、この戦闘機はレーダーによる追跡がほぼ不可能だという。