cho-kai-san811のブログ

連れ合いを失った老人のたわごとです。心機一転何らかの生きがいを見つけて前向きに生きたいと思っています。

母の緊急搬送

昨日午後、先日コロナ陽性になった母の体調が芳しくないので、施設から病院に連れて行きたいが、との問い合わせがあった。同意した。食事があまりとれていないのと微熱が続いているからである。夕刻になり、施設は救急車を要請し搬送する病院を決めた。受け入れてくれる病院は決まったが、入院させるかどうかは容体を診てからとの条件がついた。状況によっては診察後施設に戻ることも有り得るという。台風接近による豪雨のなか母は救急隊員の付き添いで、私は自分の車で受け入れ先の病院に向かった。受け入れ先の病院は最近建設された農協の病院で施設は広大である。話には聞いていたが来たことはなかった。事前に地図を見て行ったが(カーナビは古いので載っていない)周辺の景観がイメージと異なり、また豪雨と暗くなりかけの状況下で道に迷ってしまった。時間を10分ほどロスした。到着後、医師の話しでは入院するほどではないという。コロナの状況ひっ迫下、家族の願いに反し受け入れ基準に達するほどの重症ではないということなのだろう。しかし施設への帰りの交通手段に困ってしまった。私の車に乗せると私が濃厚接触者になってしまう。したがってコロナ専用の介護タクシーをお願いしたが混んでいていつ到着するか分からないという。母をおいてわたしが先に帰ることはできない。医師から待つように言われている。私はそのまま病院の待合室で待機すること8時間。午前2時になり受付の事務員さんから母がすでに施設に戻ったことを知らされた。何時に戻ったかは知らないという。
ここが問題。コロナ対応病棟と一般病棟の連係が出来ていない。コロナ病棟の動きが一般病の受付部門に知らされていないのだ。職員の対応もコロナ病棟のことは他人事のよう。
この病院に限ったことではないと思うが。
深夜の帰宅になったが、母の顔は一度も見ていない。別室で待機していた形になった。
コロナは、当事者になってみてはじめて大変な病気だということが分かった。


新設された病院の駐車場は広大で、夜間の照明は暗く、自分の車を捜すのに時間がかかった。一時はあきらめかけたほどだった。出入り口も分かりにくい。