cho-kai-san811のブログ

連れ合いを失った老人のたわごとです。心機一転何らかの生きがいを見つけて前向きに生きたいと思っています。

元英国空軍パイロットのリクルート

最近、元英国空軍パイロットが中国空軍に雇われて中国空軍パイロットの指導に当たっているとのニュースがあった。細部は不明であるが、英国政府も掌握しているようだ。リタイヤした空軍パイロットは英国では働き口がないので高給を提示されればどこにでも行く気にはなるだろう。退役した軍人は引き続き秘密保全義務が課せられているので秘密を漏らすことはないにしても敵性国に赴くのは感心しない。
中国空軍がSU-27戦闘機などロシア製の新型戦闘機を導入した際は、パイロットはロシア空軍で訓練を受けていた。中国空軍は、朝鮮戦争時の創立当初から編制も運用も旧ソ連空軍を参考にしていた。しかしその方式が中国空軍にとって最適なのかどうか、空軍内部でも異見があったように思われる。今回の英国空軍パイロットのリクルートは中国空軍が西側空軍のシステムを導入する意志がある証拠であると思われる。


民間航空パイロットのリクルートに関して、台湾の民間航空パイロットが中国の航空公司に雇われる例はある。給与は中国人パイロットの倍であると言われていた。台湾の民間航空パイロットはみな元台湾空軍パイロットである。中国の航空公司は、有事は中国空軍の隷下に入るので問題ではある。