今日の古文書を読む会は、地頭所の財務を担当していた名主が担当年度について記録していた大工や左官の実働日数と支払った手間賃の一覧表の解読だった。各月ごとに作業日数と人数を記録しており、支払った金額が記載してあった。しかし作業の内容は記載がなかった。
江戸時代の建築資材の調達は、木材などは近所の山から切り出してきたらしい。もちろん奉行所の許可を得た上であるが。当時は遠隔地からの木材の運搬など困難であったろうから近場から調達せざるを得なかったであろう。屋根葺く瓦は馬で運んだようだ。荷駄の運賃の記載がある。壁は土壁で竹で骨組みを作り藁を混ぜて塗り強度を増した。

近所の大規模物流センターの建設工事は順調に進行しているようだ。現在は土台を作っているようだ。コンクリートミキサー車がひっきりなしに出入りしている。大規模な建設工事なのにむかしと比べ騒音がほとんど出ない。