cho-kai-san811のブログ

連れ合いを失った老人のたわごとです。心機一転何らかの生きがいを見つけて前向きに生きたいと思っています。

ドラマ「舞い上がれ」

NHK朝ドラの「舞い上がれ」は今日が初飛行でした。舞台は民間航空パイロットの養成機関である運輸省の航空大学校です。宮崎とか帯広がそうです。しかしドラマは官の養成機関としてのイメージは強くないですね。
パイロットは初飛行の記憶は一生忘れないものです。私の初飛行は山口県防府北基地で昭和38年2月12日でした。飛行時間は50分。この年は豪雪の年でした。
パイロット学生(訓練生)全員が事前にパイロットの適性検査に合格しているとは言うものの、操縦技量の進歩が遅い人は容赦なく淘汰されました。当時は初飛行から飛行時間12時間までに単独飛行に出られない学生はクビ(学生免)になり、他の職種に配置転換になりました。当時のパイロットの養成方式は、戦時対応の米国式だったので、大量生産方式で効率よりもスピードを重視しました。ソースは無尽蔵にあるのが前提で、経費は度外視するものでした。某大学の運動部特に野球部を想像すると似ています。
防府北基地での学生生活はわずか6ヶ月間でしたが、思い出の凝縮した期間でした。21年後、今度は同基地で学生を育成する仕事に就き多いに勉強させられました。


T-34A型初等練習機、富士重工製(画像はお借りしました)