cho-kai-san811のブログ

連れ合いを失った老人のたわごとです。心機一転何らかの生きがいを見つけて前向きに生きたいと思っています。

20230408古文書を読む会

前回に引き続き会員のひとりである日蓮宗僧侶の勤める寺院に伝わる曼荼羅や文書などの解読を行った。今日は江戸時代初期に書かれた書簡及び和歌の解読だった。
日蓮宗寺院の寺宝がどのように管理されているのかがよくわかる。日蓮聖人の御真筆とされる曼荼羅の数は多く、後世に模写したものもあるのであろう。他の会員にも日蓮宗の信者さんで〇正大学出身の方がおられ、僧侶の方と議論を始めるとキリが無くなるので采配を振る会長さんは大変だ。日蓮宗の熱心な信者さんは議論が好きだ。


尚々笹ヶ埼要法寺江も
書状為持遣し呉候
快方之様希う事に御座候
態々以使僧得貴意候、残暑の
時分、弥御堅固に御執行之由
承知、大慶仕候、爾者昨日者
慈宣院病気事為御知
被下、遠路御意被入候
忝奉存候、野衲早速御見舞申度
存候得共、先書得貴意候通
十五、十六両日恒例之施餓鬼
説法相勤候得者、乍存
不能其儀候、此段慈宣院
並法類中江も宜敷御伝可被下候
如何快方にも相見え候哉、万事
貴僧御壱人御世話と達て察申候
先者、様子承度、如此御座候、以上
七月十四(五)日  真間 日利
皆如院貴師