cho-kai-san811のブログ

連れ合いを失った老人のたわごとです。心機一転何らかの生きがいを見つけて前向きに生きたいと思っています。

20230410病院ボランティア、家内が急遽入院する

今日は病院ボランティアの連絡会議だった。話題は前日の選挙でもちきりだった。高齢のおばさん達は正義感が強く、不倫や浮気は死刑に値する。前知事に投票した人はいなかった。
ボランティア作業は衛生材料製作と図書の回収だった。患者さんの案内業務は時間不足で今日は中止になった。
昼食後、模擬患者役を担当する人は医大で4年生のコミュニケーション演習支援の準備作業を行った。この演習では模擬患者役をこなす、と言うよりも学生のコミュニケーション能力を高めるための場所を提供するのが主旨だ。


この準備作業が始まるころ、家内が入居する施設から電話があった。家内が熱をだし、脱水症状など病院での治療が必要な状態だという。国立病院での受診を打診中との電話だ。待つこと20分、施設から、国立病院での受診が可能になり今から向かうとの電話。私の作業も中途だったが教官に断り、国立病院に向かった。発熱外来だった。家内は診療中であったが面会が許された。家内は手を触ると熱がありいかにも苦しそうだった。施設の看護師さんも来ており医師の所見を聞いた。血液検査データは入院が必要なデータを示している。診察した医師は、家内の神経内科の主治医と相談し入院させることになる、と述べた。この間、点滴を始めると熱がみるみる下がるようになった。30分ほど経つと家内の表情から苦しさがとれ、話ができるようになった。家内に「入院することになったよ」と告げると、いつまで?と尋ねた。約1週間だよと告げると、安心したようだった。病院の看護師さんの指示により、施設の看護師さんと一緒に当面必要なオムツ類を売店に買いに行った。


その後、入院の手続きを進める間に、家内の状況が次第に快方に向かっているのが感じられた。家内は私と会話ができたので「〇子(長女の名前)にも連絡したよ」と言うと、〇子によろしく伝えてほしい、と言った。〇子が精神的な支えなのだ。診察室で入院の準備ができるのを待ち、廊下で家内と別れた。ベッドに横たわる家内の上半身は透明なビニールの大きな傘がかぶせてあった。家族と言えども入院病棟まで家内について行くことはできない。看護師さんに、「廊下でお別れです」と告げられた。家内の眼が涙であふれた。
5月になりコロナが第五類に分類されるようになると、面会ができるようになる。それまで入院しているかどうかは分からない。