cho-kai-san811のブログ

連れ合いを失った老人のたわごとです。心機一転何らかの生きがいを見つけて前向きに生きたいと思っています。

沖縄でドリフトダイビング中の事故

沖縄県の糸満市沖にあるルカン礁(ドーナツ型のサンゴ礁)付近でドリフトダイビング中のダイバーが行方不明になり海上保安署に救助を求めたとのニュースが流れた。7名中、2人はインストラクターとのことです。ドリフトダイビングとは潮の流れに身を任せて漂流しながら、美しい海中景観や大型の魚影を求めて移動するダイビングのことで、狭い範囲をダイビングするよりもダイナミックな景観が見られる利点があります。それだけに危険な要素もあり、絶対遵守しなければ必ず事故すなわち死に繫がる危険もはらんでいます。
ドリフトダイビングは個人ですることはまずありません。少なくとも数人のグループで指導員の指示のもとに行います。漂流することが目的ですから必ず救助船が追随する必要があります。救助船は海面にいて、ダイバーの動きを常に把握していなければなりません。動きを見るのはダイバーが水中で吐く泡です。この泡を見失わないように救助船は追随します。今回の事故は救助船が泡を見失ったため、行方不明と判断し救助を求めたのでしょう。この泡に追随するためには海面が穏やかでないと見失います。今日の海上の状況は漁船が出漁を躊躇うほど風波があったというとことです。海上の救助船はダイバーが浮上したら直ちに拾い上げる体制にないといけません。私の経験では、救助船の船員が居眠りしてることもありました。これでは行方不明になるはずです。水中でグループがバラバラになる、或は一人行方不明になることも考えられます。過去にこのような事例は沢山あります。
沖縄県は海難事故防止について業者の団体に任せるのではなく、厳しい行政指導が必要と思う。業者は営業第一に少し無理したのではないかと思います。