cho-kai-san811のブログ

連れ合いを失った老人のたわごとです。心機一転何らかの生きがいを見つけて前向きに生きたいと思っています。

育休

昭和の時代に仕事をしてきた人は、「育休」の言葉を聞いてもピンとこないし実感が湧かないと思う。企業文化が昭和時代と違っていると言っても大きく変わっているとは思えない。ニュースによると男性の育休取得率は17%だと言う。この17%も怪しいものだと思う。職場に忠誠を尽くすことを至上命題にしてきた我らは、その見返りの有無にかかわらず尾羽打ち枯らして定年を迎えた人が大部分であろう。
我は子供3人とも出産に立ち会っていない。長女、長男は家内が実家に帰って近くの病院で出産、わたしは平常通りに職場で仕事をしていた。生まれたのは電報で知った。電話機など自宅にない時代だ。次男は私の実家で同じく近くの病院で出産した。このときは生まれたことを知らせても来なかった。翌日こちらから電話して生まれたことを知った。頼りにされてなかったのだ。家内にはすまないことをしたと思う。長女が生まれたとき家内は21歳、実家は隣県だったが心細かったと思う。


長女の宮参りの日(昭和39年6月)