cho-kai-san811のブログ

連れ合いを失った老人のたわごとです。心機一転何らかの生きがいを見つけて前向きに生きたいと思っています。

介護施設と残された家族の気持ち

この1年の間に母と家内を亡くした。2人とも介護施設に入居しておりそこで亡くなった。母の場合も家内の場合も介護施設で大変お世話になり感謝の気持ちでいっぱいだ。母の場合は、98歳で腸閉塞の手術をした直後から6年間お世話になった。病院から初めての施設に直行だった。施設では食事も特別に対応していただいた。コロナ以前は2週間に1回面会に行った。施設の職員の方々とも親しくなった。母が亡くなった時はコロナが蔓延している時期で面会もままならなかった。施設が母の終の棲家となった。たまに施設の近くを車で通ると、寄り道したくなる。いまも母が居るのではないかと想像してしまう。立ち寄るのは良いが、むかしの入居者の家族であり、施設にとって迷惑ではないか。施設の職員さんの多忙さを知っているので遠慮する気持ちが先に立ってしまう。6年間通ったので家族の気持ちが施設から離れない。
家内の入居期間は3年半だ。家内の入居した施設は自宅のベランダから正面に見える。家族の気持ちはまだ家内が施設にいるような気持ちだ。買物のたびに施設の前を通る。そのたびに家内の入っていた4階の部屋を見上げる。施設に立ち寄って雑談でもしたいのだが、同様に仕事の邪魔になるので遠慮してしまう。
以前の入居者家族との交流会などがあるといいな、と思う此の頃である。