cho-kai-san811のブログ

連れ合いを失った老人のたわごとです。心機一転何らかの生きがいを見つけて前向きに生きたいと思っています。

模擬患者となって医大生の共用試験を支援する

きょうは医大の4年生に対して行われた臨床実習前OSCE(客観的臨床能力試験)の支援を行った。要するに医大生の臨床能力試験(公的試験)において模擬患者になったという意味である。模擬患者にはシナリオ通りに演技する役目が与えられる。シナリオは単純なストーリーで模擬患者は事前教育で皆同じ演技ができるよう練習している。
医学生には、事前の情報は与えられておらず、試験実施日に模擬診察室で初めて模擬患者に出会って基本的な診察の手順を実施し、診察の基本が理解できているかどうかを立会している試験官が採点する。
第三者的に見ると、むつかしい試験ではないのだが、受験する医大生にとって初対面の人(模擬患者)であり、意識が高揚し、いわゆる上がってしまう学生が多い。上がらない学生もいるが。上がってしまうと事前勉強の成果が発揮できず、実力の30%も発揮できれば良い方である。きょうは模擬患者として7人の受験生を担当したが、みなどんぐりの背比べであった。公的試験なので学生は真剣だったが、歴史が浅い試験なので学生も努力の方向を見出し兼ねているようでもあった。朝7時過ぎに家を出て、帰宅したのは20時近かった。