cho-kai-san811のブログ

連れ合いを失った老人のたわごとです。心機一転何らかの生きがいを見つけて前向きに生きたいと思っています。

将軍家綱の疱瘡

徳川第4代将軍家綱は15歳の時に疱瘡に罹った。軽くてすんだがその記録は国立公文書館内閣文庫に含まれる柳営日次記のうちの明暦年録に日記風に書かれている。この文書の一部がN〇K学園「古文書を読む」の「解読実践」の課題に出された。昨日、添削されて戻ってきたが誤読の個所が多少あった。


   四月六日
一 久能にて御祈祷仰付けらる 御札之を差上ぐ
一 東叡山において十七ヶ日御祈祷御執行 之より日光御門跡
  御札御持参
一 御機嫌の御様躰 掃部頭・肥後守・御膳立之間において
  これを仰せ聞く
一 表の医師四人、御様躰之を伺い奉る


(省略)


   四月七日
一 御疱瘡いよいよ御快然、午上刻 御酒湯掛けさせらる
一 熨斗・昆布・搗栗御三方に之を載せ備える
  御前 本多土佐の守役之、右之御下御次之間にて悦可申之旨
  上意にて老中之を頂戴、即刻之を召させられ御祝儀
  申上げらる、畢て掃部頭・肥後守・周防守へ御熨斗之を下さる旨
  上意の趣豊後守伝之 席御膳立之間、其以後