cho-kai-san811のブログ

連れ合いを失った老人のたわごとです。心機一転何らかの生きがいを見つけて前向きに生きたいと思っています。

病院内でのBLS(Basic Life Support)訓練

今日午前中、ボランティアの希望者に対し、病院内でのBLS(Basic Life Support)訓練を行った。BLSとは一次救命処置のことで、病院内で待機している救急チームが到着するまでの間の救急処置である。病院外でも応用できる。病院内の救急チーム呼出しの電話番号は7119である。院内電話で場所名と「119」と叫ぶと救急チームがかけつけてくれる。
訓練用資材としての実物大の人形が供され、訓練者の胸部圧迫動作の効果が数字でリアルタイムに表示された。病院の救急訓練インストラクターが現場で指導を行った。


院内救急の段階は
①人が倒れているあるいは意識のない人を発見した場合
蘇生開始の判断をする。(意識の有無を確認する)
一般的には呼びかける、徐々に「大丈夫ですか?」などと声の大きさを変えたりして確認。
一般市民はこの時点で蘇生開始
②応援要請
周囲の人を呼ぶ、「人が倒れています」「誰か来てください」「119に通報してください」「AEDを持ってきてください」など
③蘇生開始の判断(呼吸、脈拍)
無呼吸もしくは死戦期呼吸
頸動脈に触れてみて、脈が無い。自信が無ければスキップ
④胸骨圧迫
100-120回/分、深さ5-6cm、真上から直角に
絶え間なく、中断は10秒以内
疲れたら交代(2分以内)
⑤AEDが到着しても胸骨圧迫は続ける。AEDの担当者は、AEDのスイッチをONにし、ボイスにしたがってAEDをセットする。AEDをセットすると、AEDによる診断が始まり、その後の指示を出す。AEDが退避を指示したら周囲の人は要救護者から離れる。AEDのショックにもかかわらず要救護者の体動が無い場合は引き続き胸骨圧迫を続ける。
これを繰り返す。
救急チームは院内では3分で到着する。 
院内のAED設置場所は各階エレベーター付近に設置してある。普段から確認しておくこと。