cho-kai-san811のブログ

連れ合いを失った老人のたわごとです。心機一転何らかの生きがいを見つけて前向きに生きたいと思っています。

20240127古文書を読む会

今日のテキストは結納のための物品の購入やその他諸経費に関する文書だった。書きなぐりのメモ帳のような文書で極めて読みにくかった。名称を見ても何に使うのか不明の物品がある。価格も金貨、銀貨、銭貨で書かれるので換算しないとどの程度の価値があるのか分かりにくい。物品の使用目的が分からないと解読が困難なものもある。
名主家の金銭出納簿と物品販売業者の請求書があるので突き合わせると正確に記載されているかどうかが分かる。メンバーの中に古文書の中の数字に強い人がおり両者を突き合わせて正確かどうか確認してくれている。
記載された物品はおよき様の結納の品らしい。




閏三月二十八日より
四月三日まで
一壱貫三百四拾八文 雑用
一弐百文 由良様より  荷物下げ
            二度分
一六匁五分     日傘
〆銀六匁壱貫五百五十文
 此金壱分壱朱ト百八十八文
一弐百文   下町へ遣い一人
一三匁    つり代積明代
          ゆたん共
一四匁    長持ゆたん
       たん笥ゆたん
一八匁    看板
       積明代
一弐匁三分  およき様御立の時
       仕出屋 拂い分
一弐貫五百文 荷持十人
   壱人前
      弐百五十文づつ
〆拾五匁
  弐貫七百文
 此金弐分弐朱ト弐百文
二口
〆金三分三朱ト
   三百八十八文
外に
金壱朱ト三百三十六文  御奉公中の不足分㊞
惣〆 金壱両ト
     七百弐拾八文㊞


右之通り慥に受取申し候