cho-kai-san811のブログ

連れ合いを失った老人のたわごとです。心機一転何らかの生きがいを見つけて前向きに生きたいと思っています。

入院中の生活

家内の入院は、病気治療のための入院とは一味違っていて、治療と言えば自宅と同様の服薬と土日を除く約1時間半のリハビリのみである。リハビリは、自宅でも訪問リハビリを受けているが専門施設内で時間をかけて行うので集中の度合いが違う。日に日に左傾姿勢が矯正されていくのが分かる。私は、毎日短時間家内を見舞うことにしている。車で片道20分、ドアtoドアで30分である。4人部屋だが入室者がしばしば変わる。最初の入院の時、個室料金のかかる個室を勧められたが断った。個室料金が高いだけでなく、家内のために良くないと思ったからだ。話し相手がなく、一日ボーッとしていたのでは認知症が進行すると思ったからだ。家内は一人になるのが嫌いで、誰かがそばで話し相手になってくれるのを好む。そうかと言って自分から積極的に話しかける方ではない。
昨日は、2時過ぎに病室に着くと家内は不在だった。てっきりリハビリルームに行ったのだと思っていると、看護師さんが病室に家内の紙パンツを取りに来た。トイレに行っていたのだ。家内がトイレから戻ったので、次のスケジュールにしたがって、私がリハビリルームに連れて行った。大病院だと安心なのだが、細々としたところに配慮が行き届き難いところがある。重い症状の病人は別だが、家内のようにリハビリだけを目的に入院した病人には、目が届かない。家族が訪問しても担当の看護師さんはその場におらず何か頼もうと思っても、すぐにはできないもどかしさがある。
家内は、昨日会った際、今日はどこから来たの?と聞いた。自宅に決まっているじゃないか、というと彼女の家からじゃないか、という。彼女って誰か、と聞くと、返事がない。
ハンドバッグや化粧品が失くなると、彼女にプレゼントしたことになる。また金曜日から外泊するので今日は外泊申請書を書く。