cho-kai-san811のブログ

連れ合いを失った老人のたわごとです。心機一転何らかの生きがいを見つけて前向きに生きたいと思っています。

入院中に体験した幻覚

先月、大学病院に入院中に、ベッドに寝ながら奇妙な幻覚を体験した。幻覚の内容は、病室を仕切っている何も描かれていない真っ白なカーテン上に様々な文字や文章が描かれているように見えたことである。描かれた文字や文章の内容は、自分には特に関係がない過去の事象や人物、過去に活躍した団体の名称、詩歌などがあった。時代的には、大東亜戦争の末期から戦後、昭和30年代にかけてであり、旧帝国海軍から海上自衛隊の発足にかかわる事象や、団体名などがあった。自分の潜在意識にある文字や文章、団体、組織の一部が文字となって表現されたのか、今でもその理由はわからない。しかし何か親しみのある言葉や団体、組織名であったように思う。航空会社の全日空 (ALL NIPPON AIRWAYS (ANA)) の名前も大きく描かれていたので、担当の看護師さんに、このカーテンは、全日空から寄贈されたのか、と聞いたところ、「知らない」と言われて以後相手にされなかった。頭のおかしい病人と思われたかもしれない。また入院中10階のラウンジから外の景色を見ていたら、見慣れた景色の中に(15年ほど前まで、通勤時に病院の脇の道路を通っていた)新しい蕎麦屋が出来ていた。美味しそうな蕎麦屋に見えたので、退院したら是非食べに行こうと思った。それで退院後、その蕎麦屋に行こうと思って、ラウンジから見えた場所に行ってみたところ、その蕎麦屋を発見することはできなかった。これも幻覚であろう。入院中は好きな食べ物のことばかり考えていたから。