入院中から体力回復の目標としてきた高尾山登山をやっと実現できた。別に高尾山でなくとも、秦野市から大山に登っても良いし、丹沢山系の適当な山でも良いのだが、現在の体力回復状況では高尾山が丁度良い。何度も登っているので地図は不要だし、途中でギブアップしても容易に引き返せる。自粛姿勢が引き続き求められているものの、個人的事情を考慮していただき今日の決行となった。登山口は、かつて家内としばしば利用していた旧甲州街道沿いの裏高尾の日影沢林道（いろはの森）からにした。ここは道路脇に駐車できるので駐車料金はかからないし山の雰囲気がよい。しかし10年以上ブランクがあったので、道を間違えるところだった。新たに建設された圏央道が上空高いところを走り、旧甲州街道沿いに新しい住宅なども増えていた。
朝6時前に長男が朝食を作ってくれたので、急いで食べて直ぐに出発した。山の道具は前日に車に積み込んでいた。道路は空いていたので、7時には日影沢の駐車場に着いた。山男の長男は山が好きでも高尾山には登らない。山梨県の扇山に行くなら一緒に行ってあげてもいいよ、などと言われても現在の状態では、はいそうですか、とは言えない。単独登山となった。7時10分に同駐車場を出発して8時30分には頂上に着いた。天候はよく、見晴らしもよかった。やはり10年ぶりなので、高尾山では初めて見る木道などが出来ていた。頂上付近の大型トイレは清潔でウォッシュレットが付いていた。下山は、駐車場所の関係で同じコースを下ることにした。案の定、疲労で膝がガクガクし、下りは登りとほとんど同じ時間を要した。9時高尾山頂発、駐車場着10時15分であった。直ぐに帰路につき、道路が空いていたので自宅着は11時30分であった。高尾山だけに登るならこのパターンが良い。

　　　　　　　　　　　　　　日影沢駐車場所

　　　　　　　　　　　　　　　　　山頂の標識

　　　　　　　　　　　　　　　　山頂の見晴台