cho-kai-san811のブログ

連れ合いを失った老人のたわごとです。心機一転何らかの生きがいを見つけて前向きに生きたいと思っています。

無量光寺(文書)・山崎弁栄(遺墨)展

昨日、相模原市立博物館の特別展、「無量光寺(文書)・山崎弁栄(遺墨)展」を見に行った。相模原市にある当麻山無量光寺は、一遍上人が開祖の時宗寺院で、藤沢市にある藤沢山清浄光寺(遊行寺)とむかし本山争いをしたお寺です。藤沢市の遊行寺は、東海道に面し、江戸時代から江の島、鎌倉と合わせて江戸庶民の観光の目玉でもありました。一方の無量光寺は、江戸時代から大山道が通り交通の要衝でしたが、現在は相模原市内でも辺鄙な場所になっていました。最近圏央道が開通し相模原、愛川インターが近くにできたので無量光寺に面する道路は急に交通量が増えてきました。当麻山無量光寺は、小田原北条氏が手厚く保護したので、現存する北条氏関連の文書(制札や書状など)を展示しています。
山崎弁栄上人は、大正7年、無量光寺第61代世法主として迎えられ、寺院に隣接する地に私立学校の「光明学園」(現光明学園高等学校)を創設しました。今回の没後100年特別展では彼の描いた仏画などが多数展示されています。なお上人出身地の千葉県柏市の郷土資料館でも没後100年を記念して弁栄上人の特別展が開かれたようです。


   当麻山無量光寺(写真をお借りしました)

  境内にある一遍上人の像(写真をお借りしました)

     山崎弁栄聖者 大正7年9月  59歳

   釈迦如来ねはん図 印度仏跡参拝記念 弁栄拝写

   釈迦如来坐像 仏陀禅那