cho-kai-san811のブログ

連れ合いを失った老人のたわごとです。心機一転何らかの生きがいを見つけて前向きに生きたいと思っています。

家内の定期通院

今日は約2か月ぶりの家内の通院日だった。長女と私が付き添った。前回の通院時に主治医から指定された日である。多系統萎縮症の症状は徐々に進行するが、目に見えて何が、どこが、という症状が明確には見えない。入居する施設からは、日常の生活状況や発熱、食欲、体重の増減などが書面で主治医に報告されたが、主治医からは以前と特に変わった処置は示されなかった。2か月に1度しか会えない家族から見て、家内が自分から話しだすことはほとんどなくなり、表情が病人の表情になったように見えた。話しかければ返事はするが、声が小さくて聞き取りにくかった。長女は病院内で、山口県に住む家内の一番上の姉にスマホで電話させた。一番上の10歳年上の姉は、姉妹内では一番親しく、なんでも話せる間柄だ。かなり長時間通話していたが家内からの話しかけは少なかった。家内は入居する施設内に自分のガラケーを持っているが電話の取り扱いができなくなっている。家内は通話中時折、涙をぬぐっていた。心の交流があったのだ。それを見て若干安心した。

2016年6月町田市薬師池公園にて