cho-kai-san811のブログ

連れ合いを失った老人のたわごとです。心機一転何らかの生きがいを見つけて前向きに生きたいと思っています。

家内の定期通院、愚痴をこぼす

2ヶ月ぶりに施設の提供するワゴン車に乗り家内を連れて国立病院に通院した。施設の玄関で最初に会ったとき、家内は車椅子に乗ったままにこっと目が笑った。私も元気そうな家内の顔を見てうれしかった。道すがら家内は自分の母の動静を聞いてきた。私は、えっと思ったが真顔だったのでお義母さんは35年前に亡くなっているよ、というと、そんなはずない2月に会ったばかりだ、という。また昨年11月に長女を連れて私の母に面会したとき、母は私の長女を認識できず「どなたですか?」と聞いた話をしたら、笑った。あくまでも自分は正常なのである。

病院に着いてから急な事情で参加できなくなった長女に電話した。家内は「今日は何科を受診するの?」と聞いたのでいつもの神経内科だよ、というと、産婦人科じゃないの、という。違うよというと、泌尿器科かな?という。そういえば、別の病院だが10年以上前に、家内は産婦人科にも泌尿器科にも通院していたことがあった。

家内の主治医は元気そうな家内を見て安心したようだった。診察終了後、山口県に住む家内の一番上の姉に電話した。子供時代から濃い付き合いがあったので話は尽きない。最後はいつも涙声になる。

帰りの車の中で家内は長男の高校受験の話を始めた。山口県の〇〇高校に入れたいという。長男は55歳になったので高校には入れない、というと不思議な顔をした。次男も51歳だよというと全く理解できない風だった。また、今日はどこに帰るの?寿司を買って帰ろうよという。そういえば以前は一緒に外出した際に帰りはいつも寿司を買って帰ったっけ。私が預かったぬいぐるみの犬の心配もしていた。

コロナが終息し、早く外泊できるようになってほしい。家内を施設に預けたことを不憫に思うが、仕方ない。