市立図書館の集会室が塞がっていたので、今日の「古文書を読む会」は市の総合学習センターで開催された。集会の人数制限が解除されたが、室内換気とマスク着用は引き続き守られている。解読のテキストは、幕末から明治初年にかけての商家の私的メモであった。厳密にいえば古文書には該当しないが、旧家に残された一連の古い資料の一部なので、同家の歴史をなぞるうえでも、解読を省略するわけにはいかない。書かれた文字は個癖が強く、また背景説明もないので解読に難渋している。

日本以外の各国では、再びコロナが蔓延し始めている。ドイツ、フランスなど、コロナが拡大しつつあるのにワクチン接種反対デモが過激化している。国の指導者はワクチン接種に協力するよう国民にお願いしている。私にはとても理解できない。デモは、ワクチンに反対するのは口実で、実際の目的は「政府に対する不満の表明である」と現地のメディアは報道している。日本のように、「小異を捨てて大同に就く」こころ、横並び精神や同調圧力みたいなのは、賛否は別にして、存在しないのであろうか。