英仏海峡で「移民」が乗ったゴムボートが転覆し大量の死者が出ています。英仏間では責任のなすりあいをしています。不思議に思うのは正規の「移民」ならばなぜ危険なボートで英仏海峡を渡るのでしょうか。ビザを持ってなければ「密入国」ではないのでしょうか。またビザを持っていれば危険を冒す理由が分かりません。或は周辺国が緊急避難的に「難民」とみなし黙認しているのでしょうか。
今の季節では耐寒耐水服などを着用していないと、海上に投げ出された場合、生存時間は15分だそうです。幼い子供や妊婦なども亡くなり悲惨の極みです。
またポーランドとベラルーシの国境では、ベラルーシのルカシェンコ大統領が移民を不法に越境させ、EUに対する政治的武器として利用しています。ロシアのプーチン大統領がルカシェンコの後ろ盾になっています。このような状況はいつまで続くのでしょうか。むかしなら戦争のきっかけになったでしょう。この「移民」問題は日本もケーススタディを行っておくべきだと思います。現在のベトナムや中国などからの研修生については、様々な問題が指摘されています。「移民」とは異なる人々ですが、ルーズに取り扱うと取り返しのつかない状況になるような気がします。

以下の写真は、国境で「移民」を挟んで対峙するポーランド軍とベラルーシ軍

画像はお借りしました。