cho-kai-san811のブログ

連れ合いを失った老人のたわごとです。心機一転何らかの生きがいを見つけて前向きに生きたいと思っています。

ウクライナ情勢と台湾海峡

ウクライナのNATO接近を阻止するため、ロシア軍10万の兵力がウクライナ国境付近に展開しています。この状況に対しNATO各国は警戒を強めていますが若干腰が引けたように見えます。NATO の中心であるドイツがエネルギーをロシアに依存しているため、ウクライナの支援要請に十分こたえられない状況です。米国は8500名の兵力をウクライナ方面に展開できるよう準備を開始しましたが、これもやや及び腰なのは否定できません。その理由は、ロシア軍が強いからではなく、ロシアの主張にも一理あると内心は考えているからではないでしょうか。米露間には交渉の余地があると思います。ロシア軍(プーチン)も本気でウクライナを攻める意志は無いように見えます。
中国は、これらの状況をつぶさに観察していると思います。ウクライナでロシアとNATO間で本当に熱い戦いが始まったら中国に利するだけですからね。
米露も交渉しながら中国軍の動きを観察しているはずです。


台湾海峡では中国軍機による台湾防空識別圏への侵入飛行が依然として活発です。
台湾の自由時報の記事によると23日には延べ39機が侵入してきたとのことです。


カナダの軍事評論家平可夫氏によると、侵入してくるのは同じ飛行部隊ではなく各軍区の飛行部隊が交代で行っているようです。直近では2機の電子偵察/妨害機及び1機の通信妨害機が電子妨害を行ったようです。電子妨害を掛けながら侵攻するのは常識ですからね。


同氏は、中国の虎の子ステルス機J-20が台湾の防空識別圏に侵入してきたはずだが、台湾の防空レーダーは捕捉できなかった疑いがあると述べています。