cho-kai-san811のブログ

連れ合いを失った老人のたわごとです。心機一転何らかの生きがいを見つけて前向きに生きたいと思っています。

小学校の時差授業

コロナ対策の一環として、授業の「密」を避けるため、小学校の時差「出勤」のニュースを見た。1クラスを2グループに分けて授業を行うという。終戦直後に小学校に入学した世代としては、当時の2部授業、3部授業を思い出した。仙台市の南材木町にある小学校だったが、昭和23年頃、満州や台湾、樺太など外地から引き揚げてこられた家族の児童が続々転入し、教室が足りず、学校はパンク状態だった。そのため時差授業することになった。間もなく新しく校舎が増設されたがそれまでの数年間は、学年ごとに登校する時間をずらせたり、廊下や校庭の片隅で授業を行った。友達がいっぱいできて楽しい面もあったがなんせ食糧事情が悪く、満足に食事がとれない児童も沢山いた。いまアフガンの子供たちの悲惨な生活がテレビなどで放映されているが、つい当時を思い出してしまう。親の心痛はいかばかりであったろうか。ご飯が三度三度食べられるということは本当にありがたいことなのだ。