cho-kai-san811のブログ

連れ合いを失った老人のたわごとです。心機一転何らかの生きがいを見つけて前向きに生きたいと思っています。

小松基地の航空事故

昨日夕刻17時半ころ、空自小松基地で航空事故が発生した。事故の細部は明らかになっていませんが、時刻から見て夜間飛行訓練だったのでしょう。この時刻は上空はまだ明るいので昼間と変わりませんが、着陸時は真っ暗なので夜間の着陸訓練ができます。
報道によると、離陸して間もなくの事故だったので、事故現場は基地からあまり遠くない石川県加賀市沖の海上のようです。小松基地は訓練空域が日本海の沖合にあるので、訓練機は離陸するとすぐに海側に機首を向けます。
航空事故調査は、担当部門により、直ちに開始されたでしょう。鍵になるのは複座機である点だと思います。単座機の場合は、通報がない場合、先のF-35の事故のように、空間識失調など個人の身体的要因などが考慮に入りますが、複座機の場合は二人同時に空間識失調に陥る可能性は考えられません。機体の故障の場合は通報する時間が寸秒でもあれば報告するはずです。しかし、離陸直後の突発的なエンジン故障などの場合は、高度が低く、通報する余裕がなく直ちに脱出するしか助かる道はありません。
小松基地と言えば、昔から航空機に落雷する(北陸の)一発かみなり(特に冬場)が有名でした。これらも検討されるでしょう。
なお事故機のパイロットは、空自パイロットの中でも特に技量優秀で選ばれた人たちであり、技量に問題はないはずです。
70年近い空自の歴史の中で、類似の事故例が多々ありますが、先入観にとらわれず、納得のいく事故調査を行ってもらいたいと思います。