cho-kai-san811のブログ

連れ合いを失った老人のたわごとです。心機一転何らかの生きがいを見つけて前向きに生きたいと思っています。

家内と電話通信、古文書を読む会

今日の家内の会話は、内容の正確さはともかく言語が比較的はっきりしていた。先日、差入れした「柴犬の絵本」は繰り返し見ているようだ。何回見ても楽しいね、と言っていた。家内が特養施設に入居してから2年過ぎたが、つい昨日のことのように思える。自宅で転倒して壁にへこみを付けた傷痕はそのままになっているし、家内の衣類タンスもそのままだ。この年齢になると、悔やみ半分、自分の人生を振り返ることが多いが、私の目から見た家内の人生も時々考えることがある。私と一緒になったために家内を不幸にしたのではないかと考えたりもする。しかし家内は大好きな子供たちを生んでくれたのだから、生まれかわってもまた一緒になりたいと私は思うのだ。
今日のブログは家内へのラブレターみたいになってしまった。


今日の「古文書を読む会」のテキストの内容は、江戸末期の貸金業者の金銭出納簿だ。極めて細かく正確に記帳してあり計算間違いなどは皆無だ。役所に届けているので、今でいう闇金業者ではない。驚くことは利率の高さだ。江戸末期なので超インフレ状態だったのかもしれないが、年利にすると2割に近い。当時は破産する人が多かったのだろう。