cho-kai-san811のブログ

連れ合いを失った老人のたわごとです。心機一転何らかの生きがいを見つけて前向きに生きたいと思っています。

中国東方航空機の事故調査、米国が協力

3月21日に起きた中国東方航空機ボーイング737-800の事故については、現在事故調査中です。当該機の普通は考えられない墜落の状況(地上の施設の監視カメラにたまたま写っていた真っ逆さまに墜落した姿勢)から、米国の国家安全運輸委員会(NTSB)が事故調査に協力しています。発見されたボイスレコーダーは損傷が激しく、米国に運んで解析しているようです。中国のネットには様々な憶測を交えた論評がなされています。特に中国らしいな、と思ったネット記事は、操縦士の人事問題を指摘しています。機長は若いが経験は十分です。しかしネット記事は副操縦士を問題にしています。副操縦士は機長よりも年長ではるかに当該機の経験が豊富であるのに副操縦士として処遇していたのが問題だと。暗に副操縦士に問題があったと匂わせています。
航空会社の内情を知らない人はそのような観点で疑問に思うかもしれません。たしかに機長と副操縦士資格の人では、一般的には給料に大きな差があります。しかし機長資格を保有していても副操縦士として搭乗することもあります。また副操縦士が以前に倒産した他の航空会社から転職してきた事情から社内的に一時的に副操縦士として処遇していたのかもしれません。この点の究明はなされていませんが、日本の会社だったらこのような人事問題が指摘されることはまず考えられませんね。