cho-kai-san811のブログ

連れ合いを失った老人のたわごとです。心機一転何らかの生きがいを見つけて前向きに生きたいと思っています。

中国のゼロコロナ政策は壮大な飢餓実験か

中国は、ゼロコロナ政策を採用しているため社会のシステムが円滑に動かなくなり、極端な表現をすれば、多数の住民を巻き込んだ残酷な飢餓実験を行っているように見える。
人口2500万人の近代的な大都市上海では、厳格なロックダウンにより食料の配給が滞り、飢餓状態の人々が政府に救いを求めているにもかかわらず、改善の動きが見られない。強権を以てゼロコロナ政策を勧める利点は何なのか?上海に続き北京でもロックダウンが始まった。中国の官製メディアによると、感染者数は他国に比べると圧倒的に少ない。にもかかわらず無意味と思えるようなPCR検査を繰り返し住民を隔離している。
ネット情報(youtube)を見ると、子供が急病になっても医療サービスが受けられず、母親は半狂乱になっている。外国人の餓死者も出ているという。
中国政府は、政策の目的と手段を取り違えていやしないだろうか?


習近平主席はゼロコロナ政策を成功させ、秋の党大会で勝利を宣言し、再選を勝ち取ろうとしている、と見る人は多い。
一方、不満が昂じた上海市民の暴発を防ぐするため、10万人の人民解放軍を配置したとの情報もある。中国共産党は人民の生命よりも党の方針を最優先させるのだろうか。
今後、コロナの変異株が次々に出現することが予想される。そうなれば中国の現在の状況が永久に続くことになる。中国は他国の例に倣い、ウィズコロナに方針を転換したほうが中国だけでなく中国と交流する他国にとっても良いと思うのだが。
中国の指導者層の中にもそう考える人が存在するはずであるが、保身のためか発言できないのだろう。文化大革命の再来を思わせる事態だ。