cho-kai-san811のブログ

連れ合いを失った老人のたわごとです。心機一転何らかの生きがいを見つけて前向きに生きたいと思っています。

家内と定期電話交信、古文書を読む会

今日の家内は別人のようだった。最初、ゆっくりだが自分から話しかけてきたし、私の話にもあいづちを打った。いままでこんなことはなかった。自宅に帰れるような感じだった。犬ブログや猫ブログの話をしたら、犬を飼ったらどうか、と言う。散歩に連れて行くのが大変だと言ったら、朝の涼しいうちに連れて行けばいい、などと言う。もし家内が自宅に戻ったら柴犬を飼おうと思う。


午後からは古文書を読む会があった。現在解読中のテキストはくせ字が多く、かつ文書の性格もよく分からないのが多く、解読に時間がかかっている。超ベテランの人も首をかしげる文章や文字がある。学校で歴史を習うと、明治期に一挙に日本が近代化したような感じを持つが明治の初期、農村部では依然として江戸時代の続きだった。貨幣制度もそのままだし、商売の文書類も毛筆手書きの候文だ。行政組織も徐々に変わっていったのだ。諸外国に比べて近代化が比較的短期間で可能だったのは、日本が当時のレベルで見ると民主国家だからであろう。下級武士が能力次第で政治のトップに立ち、善政に勤めたからである。また日本人が勤勉だったからであり、勤勉を美徳としたからである。