cho-kai-san811のブログ

連れ合いを失った老人のたわごとです。心機一転何らかの生きがいを見つけて前向きに生きたいと思っています。

家内が施設内で負傷し通院

昨晩21時ころ 、家内が施設内のトイレで手を負傷(左手の中指と人差し指の間を裂傷)し今日午前中に国立病院で縫合手術を受けた。
神経や血管には傷は無かった。トイレ内で支柱につかまっていた時に手をひねったのが原因という。ヘルパーさんが付いていたが家内の手の動きが円滑でなく皮膚が軟らかいのでねじ切れたものと思う。
痛みや出血は無く、一週間後に縫合手術の結果を見る事になる。家内の病気は多系統萎縮症という難病で身体が動かなくなるわけではないが動作が極めて緩慢になり、転倒もしやすくなる。
今日、昼前に施設から電話連絡があり、施設の担当の看護師さんと私が同行した。家内の怪我は少々のことでは驚かない。自宅内でも枚挙にいとまがないほど怪我が多かった。


自宅から施設は近いので出発時間に十分間に合った。家内は私の顔を見て安心したようだった。私がいなくなったら誰が通院に同行してくれるのかを心配し、お父さんがいないと〇〇(長男)が来てくれるのかと聞き、心配そうな顔をした。長男は引きこもりなので不安なのだ。
病院に着いてからは形成外科に受診の申し込みをした、形成外科は初診なので手続きに若干時間がかかった。施設から事前に状況を連絡してあったためか、診察室の準備が万端整えられていた。若い女医さんだがテキパキと指示し、私たちは納得のいく説明を受けた。1週間後にまた診察を受ける。


会計を済ませ迎えの車が来るのを待つ間に外に出てみると太陽が出ていた。屋外のベンチは日射があるので日焼けを気にし建物内で待つことにした。待ち時間は約30分、その間、車椅子の家内に外の景色を見せようと思った。隣接して小さな食堂がある。その前を通るときに、「前にここで食べたね」というと家内はカレーライスを食べた、という。母が、6年前、腸閉塞で入院しているときに見舞いに来てこの食堂をよく利用した。その時のことを覚えていたのだ。道路わきに赤いツツジが咲いていた。そのわきに車椅子をとめ、家内に花を見せた。じっと見ていた。私は赤いツツジの花を一つ失敬して家内に渡した。