cho-kai-san811のブログ

連れ合いを失った老人のたわごとです。心機一転何らかの生きがいを見つけて前向きに生きたいと思っています。

心に残った記事-2

たまたま石破茂氏が超党派議員たちと7月27日から台湾を訪問するというブログ記事を見た際に、心に残った記述をみつけました。石破氏に失礼とは存じますが、記事の前と後の部分は勝手に省略しました。内容は以下の通りです。


石破茂氏のオフィシャルブログ(20220726)


昭和54年、新入行員として三井銀行本町支店に在勤中、本当にお世話になったかつての上司・斎藤輝人さんが逝去されました。ノンキャリアの叩き上げで、実務に極めて精通された方でしたが、それだけに大卒で実務の全く出来ない私は幾度となく厳しく叱責されたものでした。あまりに悔しくて自分なりに懸命に働き、やがて少しは認めていただけるようになって、入行して一年近く経った頃に横浜のご自宅にお招き頂いて奥様の手料理をご馳走になった時のことは、銀行員時代の最高の思い出です。
 そういえば、防衛庁長官在任中に日経新聞の「交友抄」から求められて、銀行でお世話になった上司や同僚のことを書いて原稿を出したのですが、もっと有名な人との交友を書いてもらいたいとの理由で掲載されなかったことがありました。先方のニーズに応じられなかった私がいけなかったのですが、今でも思い出すと残念な気持ちになります。この世の地位や名誉などはうたかたの幻のようなもので、一生を終えて最後に残るのは人に与えた優しい気持ちや真の思い遣りなのだ、との古のフランス詩人(聖職者との説あり)の言葉を最近しみじみと思います(出典は「続・氷点」)。