cho-kai-san811のブログ

連れ合いを失った老人のたわごとです。心機一転何らかの生きがいを見つけて前向きに生きたいと思っています。

母の補聴器

母は6年ほど前に耳が遠くなったので補聴器を求めた。たしかに普通に話しても聞き直されることが多くなっていた。補聴器を使っている友人に聞くと、宣伝するほど聞こえるようになるわけではないとのことだった。補聴器も値段次第だともいう。ネットで検索すると6年前に比べ現在は種類も多く値段も様々だ。
母は安物は嫌いなので比較的高価な(5万円くらい)補聴器を買った。この補聴器は本体が小さな弁当箱サイズで首或は腰にぶら下げ、本体にイヤホンをつないで聞く方式だった。
その後、母は初めのうちは補聴器を使っていたが次第に使わなくなり引出しにしまったままだった。
母の遺品の中に補聴器があった。自宅で充電して使ってみたところ、やはり期待したほどではなかった。遠くの小さな音は細かによく聞こえるが、目の前の小声は聞こえにくいのだ。音源の周波数によるのかもしれない。金属音などは耳障りになるほどよく聞こえる。周波数の高い音ほどよく聞こえるが周波数の低い男性の声などは聴きにくいのかもしれない。補聴器は使用する前に音を聞き分ける訓練が必要なのかもしれない。使い方次第だろうと思う。


右から充電器、本体、イヤホン