このタイトルを見て何のことか分からない人が多いと思う。
未支給年金とは、年金受給者が死亡した時、すでに受給した年金額を除き、死亡月までに支払われるべき年金のことである。年金は偶数月ごとに過去の2ヶ月分まとめて支払われる。例えば、9月に死亡した人は生きていれば10月15日に8月分と9月分の年金額を受け取る権利があるが、9月に死亡したので10月15日には受け取れない。それを生計を共にしていた人が代わりに受け取れる制度である。相続権に似ている。
今日は市の年金事務所で母の未支給年金の請求手続きをしてきた。必要書類はホームページなどで見ることができる。慣れない手続きなので面倒だったが、年金事務所の係の人が親切に説明してくれた。不思議に思ったのは振込先の銀行通帳は年金事務所でコピー可能なのにマイナカードはコンビニなどでしかできないことだ。責任の所在が関係しているのかもしれない。マイナカードのコピーはコピー機器に細工がしてあるとデータが盗まれる可能性がある。大丈夫なのか心配になった。また年金事務所は予約受付制をとっている。予約なしでも受け付けるが後回しになる。今日はそのようなシステムがあるのを知らなかったので予約せずに訪問したところ、「90分待ち」との表示がなされていた。実際はお客さんが少なかったせいか、すぐに対応してくれた。