cho-kai-san811のブログ

連れ合いを失った老人のたわごとです。心機一転何らかの生きがいを見つけて前向きに生きたいと思っています。

踏み絵を踏まされるドイツ

ドイツが開発した戦車レオパルト2のウクライナへの供与を巡ってEU内が揺れている。ドイツは供与を躊躇っており、スペインは当初供与を表明したのにその後撤回している。ポーランドを除き、対ロシアで矢面に立つのを拒んでいるようだ。これらのごたごたを観察するとEU各国の立ち位置が見えてくる。ドイツは米国の後押しを欲しがっているが米国はEUに干渉しない姿勢をとっている。狡猾なプーチンはエネルギーを背景にEUの足元を見ている。ドイツが同戦車の供与に関してあいまいな態度をとり続ければ、EU 内の信用を失うことになり、NATOの結束も緩んでしまうことになる。ロシアの思う壺だ。
もしウクライナがNATO加盟国であったならば、ロシアの進攻は無かったと思う。
これらの状況は日本の安全保障に大きな示唆を与えてくれた。
純軍事的に考えれば、レオパルト2を必要な量だけウクライナに供与しデジタル化された戦場における戦車の役割を明確にしてほしいと各国軍事関係者は思っているに違いない。