cho-kai-san811のブログ

連れ合いを失った老人のたわごとです。心機一転何らかの生きがいを見つけて前向きに生きたいと思っています。

米国有名法曹一家殺人事件

なんとも米国らしい「刑事コロンボ」のドラマのような事件が発生し、全米の関心を集めているようです。日本でもNHKBSのニュース(CNN)で報道されました。


「事件の概要」 (CNNの報道)
 2021年6月、米南部サウスカロライナ州アイラントンで元弁護士の妻子が殺害された事件で、裁判所の陪審団は2日、この元弁護士アレックス・マードー被告(54)が2人を殺害したと認定し、有罪評決を言い渡した。
アレックス・マードー被告は、地元で有名な法曹一家の後継者であり、妻のマーガレットさんと息子のポールさんの殺害時に武器を所有していたことで有罪と宣告された。


検察は死刑ではなく仮釈放なしの終身刑を求める方針という。クリフトン・ニューマン判事は現地時間3日午前9時半に量刑を言い渡す。


6週間に及ぶトライアル(事実審理)では残忍な殺害のほか、電話の調査、謎の残るブルーシート、金銭上の不正行為、被告のうそなどに焦点が当たった。


マードー被告の弁護団は最終弁論で、広大な敷地内の犬小屋付近で起きた殺人事件で、被告を容疑者と断定するのは捜査当局の早計だと主張した。


一方、検察はこれに反論。被告が「自分が犬小屋にいたと言わず」捜査を妨害したと主張した。


検察はトライアルで61人の証人を呼び、妻子殺害の動機と手段、殺害機会があったのはマードー被告以外にいないとの立証を試みた。目撃者などの直接的な証拠がほとんどない中、検察は事件の起きた場所にマードー被告がいたことを示す動画を主張の決め手とした。


この動画は犬小屋付近の背景が写っている動画ですが、公開されています。


かつて1981年から1982年にかけて、三浦和義ロス疑惑という事件で連日日本のテレビワイドショーを賑せた事件がありました。覚えている方もおられると思います。当時我が家では母が毎日テレビに釘付けでした。当時、私は東京の実家から職場に通勤していたので覚えています。
米国でも日本のワイドショー並に関心を集めているようです。


米国は日本と異なり、優秀?な弁護士を選ぶと、シンプソン事件のように殺人でも刑事で無罪になることもあります。民事では膨大な賠償金を払わされますが。


法廷内の風景です。左端が被告人マードー