cho-kai-san811のブログ

連れ合いを失った老人のたわごとです。心機一転何らかの生きがいを見つけて前向きに生きたいと思っています。

医大2年生のコミュニケーション・トレーニング

今日は医大2年生に対するコミュニケーション・トレーニングの支援を行った。医学生が市民フェスティバルの健康相談会において市民を対象とした健康相談に応ずるという状況設定だ。シナリオが数種類あり、私(模擬患者)は左腕のしびれが収まらない患者に扮し健康相談に行く。学生は医師としてではなく、医学生として市民の健康相談に応ずる(助言する)役目だ。学生は責任のない自由な立場なので気楽に市民の健康相談に対応できるかと思ったらとんでもない、緊張して硬くなり模擬患者と自由な会話が全くできない学生もいた。2年生ではそれまでの成育歴や性格などから社会性が不十分な学生もおり、過緊張により会話が成立しない学生もいた。トレーニングを受ける学生は1グループ6名のなかから選ばれ、当該学生が模擬患者とやりとりしている間は他の5名は周囲で観察する。5分間の模擬健康相談後、グループ内の代表2名が観察結果を述べ評価をする。最後に模擬患者も講評する、しかし学生の成績としては認定されない。
今日のトレーニングで、学生によっては今後の成長具合が心配になる人もいた。我々もむかしそのように見られてきたのかもしれないが。