cho-kai-san811のブログ

連れ合いを失った老人のたわごとです。心機一転何らかの生きがいを見つけて前向きに生きたいと思っています。

20190303母の見舞い

妹夫婦と2週間ぶりに母を見舞った。雨天で少し寒かったが、母はいつも家族が見舞うのを心待ちにしているので最低限2週間に1回は見舞うことにしている。多少でも間隔が開くと、母は施設の職員に家族の安否確認の電話を依頼する。母は現在のグループホームに入居して2年以上経つが、母の頭の中は依然として入居以前の世界が気になって仕方がないようだ。誰それさんは元気か?とか、誰それさんは見舞いに来ないので薄情な人だ、とかのたまう。母は車椅子の操縦は縦横にこなし、他人が手伝う必要がない。以前は要介護3だったが、現在は要介護1に戻った。難病を患っている家内と比較することはできない。
今までは月に2回のコーラスに参加していたが、コーラスの日は3時間半ほど家を留守にするので家内の気持ちが不安になっていた。今月で退会することにした。
今日は言語リハビリの日で、speech therapy療法士さんが家内のリハビリを行ったが後半はほどんど居眠りしていた。療法士さんは、若い可愛い女性で声が美しく鶯のような声なので、つい眠りに引き込まれるのかもしれない。
家内は着替える積もりもないのに、タンスの引き出しを開けて衣類を散らかすことがある。そのとき何かブツブツ言っているので、どうしたのかと聞くと、なになにが見当たらないという。紛失したのではなく、私が誰かにプレゼントしたからだ、と言う。家内の古着など貰ってくれる人はいないのに、私は家内の疑念に話を合わせて、そういえば彼女が欲しがっていた、などと誇大に話を膨らませると、家内の疑念は雲散霧消する。真面目に対応すると、家内も本気になるからだ。